クルーザーと中古艇の維持費について
クルーザーや中古艇を所有したいけれども、購入費もさることながら維持費が高くなるのではないかと思っている人がいるかもしれません。
どんな費用がかかるのか、分かりやすいようにクルマと比較しながら、ざっと挙げてみましょう。
おそらくもっとも費用がかかるのは保管料でしょう。
クルマでいえば駐車場代に相当するもので、クルーザーや中古艇もまさか海上に放置することはできません。
マリーナなどに係留することになりますから、その費用がかかります。
クルマの駐車場よりは高くなることが多いでしょう。
次に、当然ながら燃料代やオイル代などの消耗品の費用がかかります。
こちらは、ふつうの人は毎日艇を動かすわけではないでしょうから、多少遠出しようともクルマと比較しても同じか安いレベルになるはずです。
そのほか、気になるのはクルマの税金や車検などに相当する費用でしょう。
実はこれらはクルマと比べるとむしろ安いほうなのです。
総合的に考えると、クルーザーや中古艇の維持費はクルマと同じレベルか、多少高い程度で済むことが多いでしょう。
クルーザーや中古艇の維持コスト
全長30フィート前後のレジャー用の船舶、クルーザーなどと呼ばれる船は、海のレジャーアイテムとしては高嶺の花、セレブの象徴のような印象を受けます。
しかし、新艇ならともかく、中古艇ならおおむね100万円前後の自動車と同じ程度の価格で手に入れることも可能です。
しかし、そのような中古艇を入れた後も、それを維持していくためには様々なコストが必要になります。
いったいどの程度必要になるのでしょうか。
船舶の維持費といえば、大きく2つに分かれます。
一つは船そのものに掛かる費用で、燃料費や修理・検査費などです。
これらは自動車に比べて少し高い程度ですが、任意保険は捜索救助の保険に入るとその他の保険との合計で年間10万円前後と高めになります。
そしてもう一つは、船舶を維持するために欠かせない、マリーナなどでの保管費用です。
船の大きさにもよりますが、30フィート前後なら年間30万前後掛かります。
さらに初年度には保証金が同額程度必要です。